あなたは「ボイドタイム」という言葉をご存知でしょうか。
ボイドタイムは月のサイクルを元に西洋の占星術から考えられた概念なのですが、
この時間帯には思考や集中力が鈍るため、重要な事の決定や決断は避けた方が良いと言われております。
しかし逆に何もせずに穏やかにリラックスするのにはもってこいの時間とも考えられます。
今回はこのボイドタイムを使ったヒーリング方法についてご紹介したいと思います。
ボイドタイムとは
ボイドタイムは、”void(ヴォイド)=何もない、無効”といって空白の時間のことを表しています。
スピリチュアル的に表現すると、
西洋占星術では他の惑星との特定の形(アスペクト=他の星との意味のある特定の角度)をつくらない時間帯であり、必然的に月の力が弱くなっており、アフォメーションをしてもあまり意味がない状態のことです。
だいたい2日に1回程度、1月に12~13程度の頻度で訪れているのですが、
主にこの時間は仕事や物事がうまくいかなかったり、集中力や判断力、感情の抑制などもうまくいかないと言われており、それが原因で「魔の時間帯」とも呼ばれています。
※ボイドタイムには専用のカレンダーがありますので、気になる方はぜひ調べてみてください。
アメリカのレーガン大統領などは、ボイドタイムには重要な会議などを設定しなかったと言われています。
ボイドタイム中に起きる影響は主に以下になります。
- 集中力が下がる
- 思考力が鈍る
- 記憶力が薄れる
- コミュニケーション能力が劣る
- 判断力が鈍る
- 気分が高揚する
- 感情の抑制が困難になる
新月と満月
新月と満月が重なるタイミングは月の力が高まる特別な日とされています。
このタイミングのだいたい48時間以内にボイドタイムが訪れるのですが、ボイドタイムが続く時間は数時間を平均として、長い時は24時間近くに及ぶことがあります。
これを西洋占星術のホロスコープに当てはめると、月がどの惑星ともアスペクトを作っていない時間帯になるのです。
また、ボイドタイムは月が次の星座とのアスペクトに移行するまでの期間ですが、終わりに近づくにつれ影響が大きくなると言われています。
ボイドタイムにヒーリング
ボイドタイムでは新しい決めごとや決断を、思考力や集中力が鈍るために避けたほうが良いと言われていますが、その分実はヒーリングの時間として活用するととても良い癒しの効果を得られるのです。
ボイドタイムでは星や月の効力が無効になるのですから、今までのしがらみや固定観念、何かに縛られれた不自由さから解放される瞬間でもあるのです。
一般的には大きな活動を控えろと言われている時間だからこそ、逆に身の回りの整理をして、心と身体を休める癒しの時間として活用することが大切なのです。
ボイドタイムのことを、「切り替えのタイミング」と表現される方もいるように、継続していたエネルギーやパワーが一旦区切りを迎え、次の流れにシフトするための内省の期間とも言えるでしょう。
主に、ボイドタイム中に”するといい”とされているものには下記があります。
- 瞑想
- 心理セラピー
- カウンセリング
- ヒーリング
心を空っぽにして、静かに宇宙の流れに身を任せましょう。
特にボイドタイムは感情の起伏が激しく、感情的になりやすいと言われていますが、これは逆に感情が解放しやすいことでもありますから、思いっきり泣いてみたりすることも心のデトックスとなるはずです。
ボイドタイムの過ごし方
まずボイドタイム中には重要な決断を避けるため、なるべくボイドタイムが訪れるまでに済ませておくようにしましょう。
ボイドタイムには必要に迫られたり、緊張感を伴うような予定は入れておかないように気をつけ、特に高価な買い物や、または断捨離はボイドタイムまでに終わらせておくことをオススメします。
その後
ボイドタイムに入ったらできるだけ規則正しい生活を心がけ、身の回りを整理整頓をしながら自分の心に向き合いましょう。
できれば1日に数分間の瞑想をするようにして、ヒーリング効果を高めて下さい。
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月の力が無効化され、あなた自身のエネルギーをうちに向け、クリアな状態で過ごせるように穏やかにいてください。
また、宇宙の大きな流れの中で、一呼吸起き、次の日々に向けたリフレッシュの期間にすることで、より良い毎日が過ごせるようになると思います。
まとめ
いかがでしょうか。
魔の時間帯と呼ばれるボイドタイムにヒーリングをすることは、実はとても理にかなっているのです。
日々の疲れを癒し、心と身体をリラックスさせることで新たな気持ちで明日を迎えることができるといいですね。