目には見えないけど、きっと確かにそこにある世界。
少しの恐れと奇異、でも何故か惹かれてしまうスピリチュアルを、あなたは信じていますか?
スピリチュアルという言葉は、霊的、霊魂や神聖、神、超自然などさまざまな意味合いを持っており、
とりわけ現実の物質世界と対をなす目には見えない”精神世界”での概念や出来事を表しています。
今回はその不思議と魅力に溢れたスピリチュアルについてお話したいと思います。
スピリチュアルの世界
スピリチュアルの世界は、目には見えない精神的なものごとを文化的、宗教的見地から言語化しようと試みる姿勢の一つでもありますが、
それは幻想的でとても美しいものです。
例えばキリスト神教学の中でのスピリチュアルとは、修道院で捧げる祈りと修練の文化によってその生活や精神世界のシステムを表す概念として伝承されてきました。
神に仕え、美しく生きること。
それがスピリチュアルの一つの目的でもあり、我々の生活をより豊かにする思想なのです。
しかし一方では、現実世界とかけ離れたものは物質的な比重が大きくなる例えば貧困や戦争などの社会背景により弾圧され、ネガティブなものとして否定されてきた歴史もあります。
その厳しい世論の中でもひたむきに信仰し、推進し、研究を続けてきた強い意思は、国や文化、世代を超え今でも私達のまわりに色濃く影響することになります。
現代では、数々のメソッドやアイテムとして形を変え浸透しています。
占いやヒーリング、アロマなどもその1つ、
天使や神、守護霊、宇宙や前世、来世、手を伸ばしても届かない世界の一端を具体的な物質に移し、私達はスピリチュアルを感じています。
仏教とスピリチュアル
スピリチュアルと仏教は多少目的が異なります。
仏教は煩悩を無くし、涅槃へ到達するための手段であり、スピリチュアルは人の手が及ばない世界への崇拝になります。
基本的には西洋と東洋の文化的相違が大きいでしょうが、優劣の問題ではありません。
いずれも人をより清らかで満ち足りた状態へと誘う方法の1つと言えるでしょう。
あなたが信じるものを信じてもらえれば最良です。
スピリチュアルを感じること
もしあなたがこの世界に惹かれているのであれば、日常の様々な出来事の中に、何かを”感じる”ことがあるはずです。
スピリチュアルの世界では、大きく分けて
魂 と 肉体
という考えがベースにありますが、
1つの肉体が終わりを迎え土へ変える時、魂だけは肉体を離れ別の次元へ移行する。その魂は私たちとは別の時空から影響を与えてくる。
こういった不思議な現象をあなたが受け入れていれば、よりスピリチュアルと密接な意識でいることができるでしょう。
体調が優れない時、それは何かのメッセージかもしれません。
不吉な前触れか、運命が大きく変わる前兆なのか、または良い未来を暗示しているのか、
現実世界にはない高次な存在が、それを伝えているのかもしれません。
例えば前世、ご先祖様、失ってしまった命達にはもう肉体はありませんが、
あなたが思いを馳せ、今は肉体がない愛すべき物達を感じようとすれば、それはきっと繋がることが出来るのです。
いつだって彼らはあなたの側にいます。
パワースポット
パワースポット、またはヒーリングスポットには、
その世界への入り口や、霊力を高めてるくれるよう自然に働きかける力があります。
または風水によって特別な場所として選ばれていたり、
地質や天候によって特異な磁場が形成された場合、そこには必ずと言っていいほど古い言い伝えや伝説があるものです。
長い年月をかけたくさんのエネルギーを生んできたその場所は、
きっとあなたを癒し、励ましてくれることでしょう。
実践するスピリチュアル
スピリチュアルには、
生まれ持った奇跡的なものや、鍛錬や修行を積み重ねることによって磨かれるもの。
または自然と誰もが持つものがありますが、
特別な知識や練習の必要がない誰にも実際可能な方法があります。
例えば姓名判断や動物占い、風水などもスピリチュアルな方法の一種で、統計的な見地や長い年月をかけて研究されてきたメソッドは誰にでも簡単に体験することが出来ます。
また
アロマやオーラソーマ、クリスタルやパワーストーン、お香などのアイテムも
自然の中から発見されたスピリチュアルなエネルギーを持つ素敵なグッズです。
どこかピンとくるようなものがあれば、それを持っているだけで幸せな気持ちになれますよね。
ヒーリング・レイキ
ヒーリングやレイキは、人が本来持っている”気”を操ることによって心身を健康に保とうとする技術です。
これは比較的簡単に使えるようになるものですが、
中でもプロフェッショナルなヒーラー(レイキの場合はレイキティーチャー)と呼ばれる方々は、遠く離れた場所へエネルギーを送ったり、過去のトラウマに対する施術も可能になるようです。
祈り
初詣やお参り、お葬式や願掛けなど、東洋の文化の中にも様々なシーンの中に祈りを捧げることがあると思います。
これも当然スピリチュアルな行為であり、目に見ない大きな存在に対する信仰の1つです。
私たちは肉体を失ったものにさえ敬意を払い、慈しみを抱き、愛を唱えます。
その思いは強い力を生み、輪廻を繰り返しまた私たちの元へと帰ってくるのでしょう。
尊く儚い、祈りという行為がこれほどまで人間に浸透したのは、悲しみや苦しみを清いものとして昇華しようとする最も美しい行為なのではないでしょうか。
最後に
いかがでしたでしょうか。
まだまだ紹介しきれないほど幅広く奥が深いスピリチュアルの世界ですが、
日常に当り前のように溶け込んでいるスピリチュアルな文化は、つい忘れてしまいがちになる私たちの純粋な心を時々くすぐってくれます。
もし
あなたの運命が少し動いたような、何かを”感じた”としたら
それはきっと、見えない世界からあなたへのメッセージなのかもしれません。