ただのアートじゃない。【ヒーリングアート】の素晴らしい効果と役割とは?

皆様は”ヒーリングアート”という言葉を聞いたことはありますか?

近年まではあまり認められてこなかったアート(絵画)によるヒーリングですが、

少しづつその効果が認められ、病院などの影や天井に多くのヒーリングアートを見ることができるようになりました。

 

ヒーリング表現領域教授 山野雅之氏の授業では

「爽やかな気分になって、心が落ち着くことを目的としたり、沈んだ気持ちに対して、元気づけのきっかけとなる芸術」

と表現されており、その形式は絵画に留まらず、彫刻や映像、音楽にまで様々な分野に発展することが出来ると言われています。

 

今回はそんなヒーリングアートのご紹介と、その魅力についてお話したいと思います。

 

ヒーリングアートとは

ヒーリングアートとは元々、病院などの医療機関において、患者の方の心のストレスを緩和しリラックスしてもらうことを目的としています。

病院の待合室や廊下などは、自信の体調の悪さも相まって暗く冷たい不安なイメージがありますから、それを少しでも緩和して、ポジティブになることによって患者自身の自己治癒能力を促進することを期待しています。

 

中には手術直前にストレッチャーで運ばれなければならない患者の方の目に入るように、天井の壁に長いアートを施してある病院なども存在します。

 

実際アメリカの「RxArt」という団体では、非営利でありながらホスピタルアートと言って、病院内に置くことを前提としたアート作品を多く生み出し、各医療機関がチャリティで寄付を行いながら活動を続けています。

日本人では村上隆氏などの参加も評価されているようです。

facebookにて公開されているので、

気になる方はぜひご覧になってみて下さい。→【RxArt

 

法人の取り組み

学校法人北里研究所は、近代医学に自然と芸術を融合させた「ヒーリングアート」をコンセプトにした試みを続けています。
北里大学北里研究所病院(白金キャンパス)および北里大学メディカルセンター(北本キャンパス)を中心に関連施設内にて絵画を展示しており、「絵のある病院」として広く認められるまでになりました。医療機能の充実を図ると同時に人間性の尊重という視点から病院特有の雰囲気を払拭。新しい病院環境づくりに努 めています。これは社団法人北里研究所時代にスタートした「絵画による心の癒し」をテーマにした事業の一環であり、現在も引き継がれています。

引用:学校法人北里研究所

 

 

ヒーリングアートの効果

人が心身の不調を起こしたり、生涯を終える瞬間にはそのほとんどの場合に病院にいることが多い世の中で、不安と恐怖、痛みと否応なく向き合わなければいけない現実があります。

その精神的なストレスを解放させるための癒しを提供するのがヒーリングアートです。

では具体的にどのような効果があるのでしょうか。

 

痛みが緩和される

美しいアートには一瞬でも病気の痛みから解放させてくれる力があります。

この一瞬が実はとても重要で、忘れることにより心の余裕ができ、一呼吸置くことにより囚われ続けていた苦しみをまた別の角度から感じることが出来るようになります。

また、色によっては自律神経を刺激し細胞の働きを手助けするとも言われており、痛みの緩和以上に自己治癒の促進さえ期待されているのです。

 

ネガティブな気分を変える

落ち込んでいる気分やイライラした感情が明るく柔らかい色味を見ることによって緩和されます。

不安が安心へと変わり、死への恐怖が、絵の表現によって別のイメージへ転化されることもあると言います。

また、「もう一度見てみたい」という未来への欲求は気持ちを清々しいものへと変え、混沌としがちな病気への反発を起こすキッカケにもなるでしょう。

 

コミュニケーションが増える

アートを囲むことによって、普段病気のことでしか会話がなかった患者同士や親族、医師たちとの間にもコミュニケーションが増えることが解っています。

つい声を落とし、無口になりがちな閉鎖的な空間に、言葉が増えることによって感情を表現することができ、共感力や自己解放が大きな癒しに繋がると言われています。

さらには、アートを見ることによって自分でもやってみたいと思うようになり、寝たきりだった患者が自ら起き上がり、作品制作のために不調が改善の方向へ向かいだしたとも報告もあります。

 

子供の不安を癒やす

待合室や病室の前、検査の待ち時間などで1人残されてしまう子供の恐怖は耐え難いものがあります。

そびえ立つ医療機関の無機質な冷たさと機械音はより孤独を増幅させ、ほとんどの子供が泣いてしまいますが、

魚や動物の絵をあしらい、さらにストーリー性をもたせることによって、緊張感を和らげることができるそうです。

 

医療以外の活躍

ヒーリングアートは医療の現場以外でも

自分で描くことによって自分を癒やすことも可能ですし、

心を軽くすることによって人生が良い方向へ動き出したり、風水や開運などにも役立てることができます。

 

最後に

殺風景な病院内のイメージも、最近では少しづつ変わりつつあります。

 

【女子美術大学ヒーリング表現領域】

こちらでは実際のアート作品などが見ることが出来ます。気になる方はぜひチェックしてみて下さい。

joshibi-healing.net/healing/messages/staff-essay/healingart

 

 

もし体調を崩してしまって病院にお世話になるとしても、少しでも緊張感なく落ち着ける空間だと治りも早くなることと思います。

 

もちろんお気に入りのアーティストを見つけて自宅のインテリアにしてもいいですし、実際に自らアート制作を実践してみてもいいかもしれません。

魅力たっぷりなヒーリングアートの世界、ぜひ触れてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

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